人類最大の発明とは
20世紀最大の物理学者とも言われるアルベルト・アインシュタインを知らない人はいないですよね。
そんな天才が
✅人類最大の発明
✅宇宙で最も偉大な力
と呼んだものが何か知っていますか?
それが、「複利」です。
複利は投資において、大きな影響力を持ちます。
複利運用の効果は投資の中でも特に、長期投資において
メリットとして取り上げられるケースが多いです。
この記事ではこのメリットに加え、メリットが生み出されるからこそ注意したい点を紹介します。
複利運用の効果
複利をわかりやすく
複利とは、元本に加えて、投資で得たリターンからさらにリターンを得ることです。
複利に対して、元本に対してのみリターンを得ることができるのが単利です。
これだけだとイメージしにくいかもしれません。
毎年1つ卵を産むニワトリがいたとして、
以下の図をご覧ください。
引用:Wealthnavi
毎年得られる卵(リターン)を食べてしまう(単利)か、その卵をかえしてニワトリに育てる(複利)かで
最終的に得られるリターンの大きさが大きく変わることが分かります。
数字で見る複利の効果
なんとなく複利のイメージは分かりましたでしょうか。
では次に具体的に数字にして考えてみましょう。
100万円の資金を年3%の利回りで運用した場合の単利と複利の差を考えてみます。
※ここでは税金やコストは考慮しません。
単利 | 複利 | 差額 | |
10年後 | 1,300,000円 | 1,343,916円 | 43,916円 |
20年後 | 1,600,000円 | 1,806,111円 | 206,111円 |
30年後 | 1,900,000円 | 2,427,262円 | 527,262円 |
単利か複利かの違いだけで、
50万円以上の差
ができました。
ここでは、積み立てもせず元本だけで考えていますが、
毎月積み立てなどをして資産額がもっと増えればその影響はさらに大きくなります。
投資信託を購入する際の見分け方としては、分配金(配当)をどのように扱っているかで見分ける事ができます。
単利:配当金を分配している投資信託
複利:配当金を再投資している投資信託
で見分けます。
複利効果を生むためには、配当金を分配していない投資信託を選ぶことが必要です。
72の法則
72の法則というものを聞いたことがありますでしょうか。
これは複利運用において、元手が2倍になるまでの期間をざっくり調べられる法則のことです。
これで計算すると、銀行預金で複利運用して元本が2倍になるには
7万2000年
かかります。投資なら3%のリターンで複利運用できれば24年なので、
いかに銀行預金の金利が低いか分かりますね。
複利運用の注意点
さあ、ここまで複利を祭り上げたところで、
ここからは注意点です。
複利運用の落とし穴
ここまでの複利の説明で一つ決定的な視点が抜けていることにお気づきでしょうか。
それは、多くの場合複利運用について説明される際は
毎年安定的なプラスリターンが前提となっている
という点です。
景気は浮き沈みするものなので、10年も20年も安定的にリターンを出し続けることは非常に困難です。
リターンがマイナスになった場合は当然リターンも減少します。
そのため、72の法則もその通りにはなりませんし、元本から資金が100%増えることを保証するものでもありません。
盲目的に受け入れないよう注意が必要です。
コストと複利の関係性
投資において、複利とコストには二つの関係があります。
・複利の恩恵によってコスト増
コストが高い商品を購入している場合、
当然利益がコストに食いつぶされて、得られるリターンが損なわれるので
複利の恩恵を受けにくくなります。
また、直接的にコストが複利効果を生み出すわけではないですが
複利運用で指数関数的に資産が増加するという事は、
資産総額に対して伴うコストも指数関数的に増加することに他なりません。
つまり、複利とコストは密接に関わりあっています。
複利の恩恵を少しでも多く享受するためには
コストの低い商品を選択することが必要となります。
借金は利子が利子を呼ぶ、マイナス方向に複利が働きます。ここまで記事を読んで頂いたあなたであれば、
これがどれだけ影響が大きいか想像がつきますよね。投資において、奇跡とも呼べる複利効果が暴君へと変わるのです。
長期投資をはじめよう
数年ではさほど効果を感じられないかもしれませんが、
長期間になればなるほど、複利の効果はどんどん大きくなっていきます。
そして、コストの低い商品を選択する事も大切ですが、
多くの方が見落としがちなコストがあります。
それが税金です。
税金も運用コストと同様に自分のリターンを減らす要因、すなわちコストと捉えることができますので
こちらについても対策を行う必要があります。
その有効な方法が
つみたてNISAです。
以下の記事にてつみたてNISAについて記載していますので、こちらもぜひご覧ください。
今から積み立てNISAをはじめるのは遅い?「つみたてNISA」ってワードは知っているけどまだ始めていないというあなた!ひょっとして乗り遅れたとか思っていませんよね?投資を始めるのに遅いという事はありません。それに今から始[…]
ご覧頂いてありがとうございました!!
コメントを書く