インデックス投資の出口戦略
投資を始める人が増えてきており、インデックス投資をしている方も多いかと思います。
インデックス投資を始めたら、売却せずにとにかく持ち続けようと言われますが
定年後など実際にお金が必要になってきた時の売却方法のことは考えていますか?
もちろんその時の状態のことはまだ分からないので、
現時点でがっちり戦略を決める必要はないと思います。
しかし、こんな感じ!
とおおざっぱには今のうちから少しずつ理解を深めて、考えはじめていきましょう。
投資目的の再確認
出口戦略を考えるにあたって、まずは投資している目的を再確認しましょう。
✅老後資金
✅子供の大学費用準備
✅住宅購入
などなど色々な目的があるかと思います。
基本的には自分の目的の為に資産を増やしているので、
目的の為に必要となったタイミングで売却するでよいと思います。
間違っても、含み益が出たから売却するといったことが無いようにしましょう。
出口戦略
ではここから売却方法を解説していきたいと思います。
まず基本となる大方針は以下の通りです。
などの事情がない限り極力一括での売却は避けるべきです。
なんとなく定年を迎えたらまとめて売って
そのお金で暮らしていく様なイメージを持たれがちですが
一括で売ってしまうと、その時使わない余剰資金は銀行に預けることになりますよね?
銀行に預けても資産が増えないからみなさん今投資をしているので、
投資をすることによって得られるリターンを使うタイミングがきたからといって放棄するのはとてももったいないです。
※もちろんその時の銀行の金利が爆上がりしていたら話は別ですが。
自分が定年を迎えたとしても、お金にも定年を迎えさせてはいけません。
お金には最後の最後まで働いてもらいましょう!
ではこの大方針を踏まえて、次は中方針です。
使う分だけ売却するには、定額で売却する方法と定率で売却する方法の2パターンが考えられます。
定額売却→月に5万円ずつ売却
定率売却→年に資産の3%ずつ売却
極端な話、平均利回り分の3%だけを毎年売却していれば
資産全体における取り崩し量が増え、資産総額が減少してしまいます。
老後などの資産取り崩し段階において、景気の変動に影響を受けること自体がリスクと私は考えます。
ぜひ試してみてください!
年4%の定率で取り出し続けている限り資産は最低30年以上持つという
お金は本来使ってこそ意味を持つものです。
あまりきつきつに考えすぎず、自分がやりたいことや、大切な人との時間のためにお金を使いましょう。
高配当株への移行はあり?
インデックス投資で資産を増やして、それを元手に高配当株投資を始めるという人がいますが
それはやめた方がいいと私は考えています。
なぜならインデックス投資と高配当株投資は全く別の投資手法だからです。
インデックス投資では投資のタイミングも銘柄の選定もすることなく資産形成ができましたが、
高配当株投資ではそういったスキルが求められます。
これまでやってこなかった事を急に始めて上手くできる自身がありますか?
退職金で株をはじめて資産を失うおじさんと同じルートになりかねないですよ。
インデックス投資は取り崩しの方法も定率切り崩しという方法があるので
今までやってきて成果の出ていたスタイルをわざわざ変える必要はないはずです。
それでも高配当株に興味がある人はインデックス投資と並行して若いうちから少額でもいいので
高配当株投資を行い、経験を積みましょう!
まとめ
まとめると
インデックス投資の出口戦略の方針は以下の通りです。
中方針:定率で売却をしよう!
小方針:お金を有意義に使おう!
冒頭でもお伝えしましたが、
今からがちがちに出口戦略を固める必要はありません。
その時の状況に応じた判断をすることが大切ですが、今のうちから様々な考え方を学んでいきましょう!
注意書き
当記事の内容は、情報の提供を目的としており、一個人の考えを記載したものとなりますので、情報の確実性を保証したものではありません。
投資の最終決定は、みなさまご自身でご判断いただきますようお願いいたします。
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