【初心者向け】2020年から始めるつみたてNISA・メリットと注意点

今から積み立てNISAをはじめるのは遅い?

「つみたてNISA」ってワードは知っているけどまだ始めていないというあなた!
ひょっとして乗り遅れたとか思っていませんよね?

投資を始めるのに遅いという事はありません。
それに今から始めれば

先頭集団

として始められます。

この記事では、つみたてNISAの2020年時点の現状と
メリット・注意点についても紹介します。

さあ、積み立てNISA先頭集団の仲間入りをしましょう!

積み立てNISAとはどんな制度

概要

積み立てNISAとは、少額から長期・積立・分散投資をするための非課税制度のことです。

日本では投資で利益を出すと、
通常20.315%も税金(所得税+住民税+復興特別所得税)がかかります。

しかし積み立てNISAであれば購入した年から数えて20年間この税金が

ゼロ

になります。
20%の税金が無くなるというのはとても嬉しいですよね。

ただし、購入には条件があり
毎年40万円を上限として、金融庁が選定した特定の投資信託のみ購入することができます。

出典:金融庁 つみたてNISAの概要

積み立てNISAの現状

今どれくらいの人がつみたてNISAを行っていると思いますか?

金融庁が発表している統計によると、積み立てNISAの口座は

2019年9末時点で170万5900口座
(出典:金融庁統計 NISA・ジュニア NISA 口座の利用状況調査

が開設されています。

総務省統計局の集計では2019年10月1日時点で15歳以上の人口が1億1096万人(出典:総務省統計局 人口集計)いるので

約1.5%

しか積み立てNISAを実施している人はいません。
同じ要領で計算すると一般NISAは約10.6%ほどになります。

思った以上に少ないと思いませんか?
今からはじめれば十分、先頭集団として投資生活をスタートすることができます。

積み立てNISAのメリットと注意点

積み立てNISAのメリットと注意点を
解説していきます。

メリット

✅利益が非課税になる
これは冒頭にも記載した通り、20%近い運用益に対する税金が0になります。

✅少額から始められる
選ぶ金融機関にもよりますが、100円から積み立てができる金融機関もあるので、
無理のない範囲で投資を始めることができます。

✅売買のタイミングを考える必要がない
積み立てNISAは月一回や、3か月ごとなど
投資するタイミングを事前に決めて投資をはじめます。

なので難しいチャートを見たりする必要もありません。

株価が下がっても一喜一憂せず、仕組み作りが終わったら淡々と放置しておけばよいのです。

✅いつでも現金化可能
積み立てNISAはiDeCoと違っていつでも現金化できるので、
もし急に現金が必要になった場合、自由に換金する事ができます。

✅年齢上限なし
こちらもiDeCoとの比較になりますが、
何歳で解約と言った制限がないので、長期投資を何歳からでも始めることができます。

✅購入代金を平準化できる
積み立て投資はその特性上、
ドルコスト平均法という考え方で平均購入単価を下げることができるので、
損をしにくいという性質があります。

中級者の方向けに書いた記事ですが、
もし興味がある方は以下の記事も参考にしてみてください。

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注意点

初心者の方が考慮すべき積み立てNISAの注意点は以下の2点です。

✅損する可能性もある
積み立てNISAは国が推奨する投資制度ですが、もちろん投資なので損失がでる可能性もあります。

元本保証されているわけではないので、その点は注意が必要です。

✅非課税枠は年をまたいで持ち越せない
積み立てNISAは年間40万円までという、購入金額の上限があります。

仮に半分の20万円しかその年に使わなかったとしても、

翌年に使わなかった分と合わせて60万円購入する

などといったことはできないのでその点も注意が必要です。

投資信託の選び方

投資信託とは

積み立てNISAで購入できるのは投資信託と言われる金融商品です。

投資信託は一言でいえば、パッケージ商品です。

一つの企業の株だけを買ってしまうと、その会社が傾いた時にもろに影響をくらいますが
色んな会社の株をまとめてパッケージ化してしまえば、仮にその内の一つがこけても損害を抑えることができます。

要はリスクを分散する事ができる商品という事です。

しかし、パッケージ化してくれるということは、その分誰かが手間をかけているという事になりますよね。
すると当然、手間をかけているひと(会社)には手数料を払う必要があります。

投資信託を購入するとは、

手数料を払って、プロにお任せで
リスクを分散させたパッケージ商品を購入する

ということです。

どの投資信託を選べばいい?

では投資信託はどんなものを選べばよいでしょうか。

積み立てNISAで購入可能な投資信託は
金融庁の厳しい基準を満たした選りすぐりの商品ですが、その中でも以下の3点を意識して購入するのがおすすめです。

・純資産額が増加傾向
・購入手数料が無料(ノーロード)
・運用手数料が極限まで低いもの

純資産額が増加傾向

積み立て投資は、運用している投資信託の商品の視点で見ると
毎月安定してお金が入ってくることになりますよね。

すると、優良な投資信託であれば基本的には資産額は増え続けることになります。
※当然優良な商品でも市場全体の景気次第で一時的に資産額が減少する場合もあります。

当然資産額が多い方が運用も安定します。

逆に問題がある投資信託であれば、解約する人が現れ、
総資産額は減少傾向になります。

資金が増加傾向・かつ類似の商品と比較して純資産残高が多ければ
それはその投資信託が優良である証といえます。

純資産残高があまりにも少ないと運用がストップしてしまう可能性もあるので要注意です。

購入手数料が無料(ノーロード)

つみたてNISAの商品は全て購入手数料が無料の商品に限定されているので、
意識せずともこの条件は満たすことができます。

しかし、きちんと理解した上で購入して頂きたいのでこちらについても触れておきます。

通常、投資信託を購入する際は
投資信託を販売している金融機関(多くの場合は証券会社)に手数料を払います。

しかし、積み立てという特性上
長期に渡って何度も購入する商品に対して、都度手数料が発生してしまっては
購入者は圧倒的に損をしてしまいます。

そりゃ買った瞬間お金が減るなんて言われたら
やりたくなくなっちゃいますよね?笑

それで始める人が少なくなっては制度を作った意味が無くなってしまうので、積み立てNISAで購入できる投資信託は、

購入手数料が無料のもの

という条件を金融庁がつけているのです。

運用手数料が極限まで低いもの

投資信託は投資のプロが私たちに変わって運用をし続けてくれることで成り立っているので
購入手数料と違って運用手数料は無料になることはありません。

しかし、投資信託を所有している限り支払い続ける運用手数料の差は

最終的な利益に直結

します。

考えてみてください。
投資とは本来、年に数パーセントの利益を上げられればハッピーな世界です。

そんな中、手数料で1%とか持ってかれたらたまったもんじゃないですよね?

たかが1%と考えてはいけません。
資産全体の1%だとしてもそれは運用で得た利益の数十%に匹敵する可能性だってあるんです。

しかも手数料は利益が出ていようと、損失が出ていようと関係なく支払わなければいけません。
なので、運用手数料は極限まで低いものを選択するべきです。

ネット証券で販売されている投資信託であれば0.2%以下の運用手数料の商品もあるので
そちらから選ぶ事も検討してみてください。

選んではいけない投資信託

これまでとは逆に、選ぶべきではない投資信託もあります。
そうした地雷投資信託については以下の記事に記載していますので、あわせてご覧頂ければと思います。

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積み立てNISAをはじめよう

積み立てNISAのメリットや注意点、そして投資信託の選び方は分かりましたか?
ここまでくれば先頭集団の一員としてあなたはもうスタートラインに立っています。

あとは走り出すだけです!

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みなさまの資産形成の一助になれば幸いです。

ご覧頂いてありがとうございました!